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飲み会幹事のやり方完全版【新社会人必見】

初めて幹事を任された新社会人に向けて、飲み会の段取りやタスクをわかりやすく解説。成功のコツや便利なツールも紹介します。

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はじめに:幹事デビューの不安をなくそう

初めて飲み会の幹事を任されると、「何をいつまでにやればいいのか」の段取りわからず、戸惑うことも多いでしょう。

この記事では、全体の段取りから具体的なタスク、楽にするためのコツまでを優しく解説します。

失敗しない一番のコツ

コツは身近な先輩や上司に相談することです。

経験者に相談することで早期にミスに気づけたり、社内文化を把握できたりします。

幹事業務の全体像を把握する

まずは幹事業務の全体像を頭に入れておきましょう。

  1. 幹事を依頼される
    • イベント条件(参加メンバー、目的、時期感、予算感など)をすり合わせる。
  2. 進め方の相談する
    • 身近な先輩や上司に社内での進め方、報告タイミング、確認すべき配慮事項を相談する。
  3. 参加者へ日程調整と食べ物系のNGを確認する
    • 日程調整ツールなどで参加可否、アレルギー情報などを集約する。
  4. 会場を選ぶ
    • 予算・日程など条件に合う会場を選び、先輩・上司に相談の上で予約する。
  5. 開催案内をする
    • 日時・場所・会費・集合場所などを通知する。
  6. 当日の進行・会計対応をする
    • 受付・会費支払い確認、乾杯依頼をする。
  7. 終了後のフォローをする
    • 精算処理、参加者へのお礼連絡をする。
リストの流れを意識すると、次に必要なアクションが見えやすくなります。

いつまでに何をする?タイムラインの目安

目安どおりに進められれば、初めての幹事でも余裕を持って準備ができます。
スケジュールから遅れそうな場合は、早めに依頼者へ相談してサポートを仰ぎましょう。

期間主な作業
3週間前事前準備
目的・予算ヒアリング、参加者の優先度整理、役割候補の確認
2週間前事前準備
日程調整アプリで候補日共有、回答促進、保留(▲回答)メンバーフォロー
1週間前事前準備
日程確定、会場候補比較と予約、会費方針確定
1週間前事前準備
確定案内送付、乾杯挨拶役や司会の依頼と確認、持ち物リスト整備
前日事前準備
人数最終確認、リマインド送付、受付セットや精算準備
当日当日運営
会場設営、受付・司会、締め挨拶・集合写真
翌日〜数日内事後フォロー
会費精算報告、お礼と写真共有、アンケート、振り返りメモ作成

ステップ1:飲み会の土台を作る「事前準備」

飲み会の成功は、事前準備で9割決まります。
ここでは、抜け漏れなく準備を進めるためのポイントを解説します。

まずは「目的」と「予算」をしっかり確認

最初に、飲み会の目的(歓迎会?忘年会?)、開催時期、予算感、そして「この人だけは絶対に参加してほしい」という最重要人物を上司に確認しましょう。

聞いた内容はチャットなどで記録に残しておくと、後で「言った言わない」のトラブルを防げます。

日程調整はツールでスマートに

参加者の予定調整には、「調整さん」「いい幹事さん」などの日程調整ツールを使うのが圧倒的に楽です。

候補日をいくつか提示し、回答用のURLをグループチャットに投稿しましょう。

日程調整のポイント

  • 締切を明記する: 「〇日(〇)までにご回答ください!」と期限をっきり伝えましょう。
  • アレルギーなども確認: コメント欄で「アレルギーや苦手な食べ物があれば教えてください」と一言添えておくと、お店選びがスムーズになります。
日程調整ツールのおすすめ

「いい幹事さん」は、イベント幹事に特化した日程調整ツールで、幹事業務を大幅に楽にしてくれる便利な機能が揃っています。

  • 参加者のアレルギー情報や食の好みを一緒に収集可能
  • 他のサイトに比べて見やすく、出席率ベースで日程調整が簡単
  • 案内文の作成サポート

ぜひ活用してみてください。

会場選びを選ぶ

日程が決まったら、エリア・予算・人数・食事など条件に合うお店を予約します。

食べログぐるなびなどのグルメサイトを活用し、口コミや写真を参考にしましょう。
金曜日や月末はすぐに予約が埋まるため、早めの予約を心がけてください。

会場選びのポイント

  • アクセスの良さ: 駅から近い、乗り換えが少ないなど、参加者全員が集まりやすい場所を選びましょう。
  • 個室の有無: 会話がしやすい個室があると、参加者同士の交流が深まります。
  • アレルギー対応: 事前に確認したアレルギー情報をもとに、お店の人に相談しておくと安心です。

会費の集め方を決める

会費の集め方は大きく分けて3つあります。
会社によって好まれる形式が異なるので、先輩や上司に相談して決めましょう。

前もって集める事前集金

  • 🧑‍🍳金額が決まっているコース料理(特に飲み放題付きコース)向き
  • 😀幹事の立て替えリスクが少ない
  • 🚫アラカルト形式(単品注文)の式には、事前集金額と会計金額がずれるので絶対禁止

集める当日集金

  • 🧑‍🍳金額が決まっているコース料理もしくは会社内でのゆるいイベント向き
  • 😀他社さんとの開催や当日参加OKのゆるい会にする場合など、事前・事後集金が難しい場合に有効

後から集金する事後集金

  • 🍺コース料理、アラカルト形式どちらでも対応可能
  • 😀会計金額が事前にわからない場合でもOK!
  • 👎幹事が一時的に全額立て替えが必要で負担
会費の「傾斜割り勘」は事前に相談を!

役職によって会費を変える「傾斜割り勘」を行う場合は、
必ず事前に上司に相談し、金額の妥当性を確認してもらってください。

独断で決めるとトラブルの原因になります。

挨拶や役割分担を事前にお願いする

当日の進行をスムーズにするため、乾杯や締めの挨拶はキーパーソンに事前にお願いしておくのが鉄則です。

誰に頼むべきか迷ったら、必ず上司に「〇〇部長に乾杯の挨拶をお願いしようと思いますが、いかがでしょうか?」と相談しましょう。

当日の「無茶振り」は基本的にNG!

いきなり挨拶を指名するのは、相手に恥をかかせてしまう可能性のある失礼な行為です。
会が始まる以前が基本ですが、最悪始まった後でもいいので、事前に必ず依頼しておきましょう。

案内で情報をしっかり伝えよう

確定した日程や会場情報を参加者全員に送りましょう。

参加者にはなるべく早く案内を送り、1週間前と前日にリマインド送るのが理想的です。

案内に含めるべき項目リスト

  • 確定した日時
  • お店の名前と場所(地図のURLを忘れずに!)
  • 会費
  • 当日の緊急連絡先(幹事の携帯番号など)
  • キャンセルポリシー(もしあれば)

ステップ2:幹事の腕の見せ所!「当日運営」

当日は予期せぬことも起こりがち。落ち着いて対応できるよう、ポイントを押さえておきましょう。

幹事は10分前には会場へ

少し早めに到着し、お店の担当者と挨拶を済ませ、席のレイアウトや予約内容に間違いがないかを確認します。
大きなイベントでプロジェクターやマイクを使う場合は、この時に必ず動作テストをしておきましょう。

受付と進行はシンプルが一番

受付では、参加者リストで出欠を確認し、会費を集めます(当日集金の場合)。
小/中規模な飲み会(~20名)であれば、受付は不要です。

会が始まったら、幹事は全体の流れに気を配りましょう。特に以下の3点は重要です。

  1. 料理やドリンクの提供スピード: 遅れていないか、さりげなくチェック。
  2. 挨拶のタイミング: 乾杯や締めの挨拶をお願いしている人には、5分前に「次、よろしくお願いします」と声をかけると親切です。
  3. 終了時間の管理: 終了15分前にはラストオーダーを確認し、参加者にアナウンスしましょう。

ステップ3:次につながる「事後フォロー」

飲み会が終わっても、幹事の仕事はもう少しだけ続きます。
丁寧な事後フォローが、あなたの信頼をさらに高めます。

「会計報告」と「お礼連絡」は翌日までに

まずは会計報告です。領収書を元に簡単な収支報告書を作り、上司に確認してもらいましょう。
参加者全員へのお礼連絡も、遅くとも翌営業日中には送るのがマナーです。

事後集金パターンであれば、会計報告と一緒に参加者へ集金のお願いも忘れずに。

お礼連絡のポイント

参加への感謝の気持ちと共に、撮った集合写真などを共有すると喜ばれます。
会費の未払いがある場合は、この連絡とは別に、個別に丁寧にお願いしましょう。

次の自分のために「振り返りメモ」を残そう

最後に、今回の幹事業務で「上手くいったこと」や「次回改善したいこと」を簡単にメモしておきましょう。
この小さな積み重ねが、あなたの段取り力をどんどん向上させてくれます。このメモは、次に幹事をする後輩への最高のマニュアルにもなります。

まとめ:段取りを覚えれば幹事は怖くない!

初めての幹事は誰でも不安ですが、やるべきことを順番にこなしていけば、必ず成功させることができます。
何より大切なのは、一人で抱え込まずに周りの先輩を頼ることです。

この記事のフローを参考に、参加者全員が「楽しかった!」と言ってくれるような、素敵な飲み会を実現してくださいね。